この記事では、骨盤について記載していく。

 

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骨盤について

 

骨盤』は以下の3つから形成される。

 

  • 寛骨(=腸骨+恥骨+坐骨)
  • 仙骨
  • 尾骨

 

でもって、仙骨の上に第5腰椎が乗っており、脊柱へとつながっていく。

 

 

仙骨の名称

 

ちなみに、仙骨の主要な解剖学的名称は以下になる。

 

「仙骨底」の上に、第5腰椎がのる。

「仙骨の耳状面」と「腸骨の耳状面」で『仙腸関節』が構成される。

 

 

骨盤の男女差

 

骨盤は、男女で形状が異なっている。

 

 

 

仙腸関節について

 

仙腸関節面は線維軟骨で覆われ、周りは非常に強靱な靱帯により補強される。

※その運動は著しく制限される。

 

そんな仙腸関節の補強靭帯には以下の通り。

  • 前仙腸靭帯
  • 後仙腸靱帯
  • 骨間仙腸靭帯
  • 仙結節靭帯
  • 仙棘靱帯

 

仙腸関節の機能障害

 

仙腸関節機能障害による下肢のしびれや疼痛は、多くの例で皮膚知覚帯(デルマトーム)に一致しないことのほうが多い。

関連記事⇒『関連痛(内臓+仙腸関節などの運動器)

 

ちなみに、上後腸骨棘周辺の圧痛」が認められる場合は仙腸関節原性疼痛な可能性が高いとされている(ワン フィンガー サイン)。

 

 

仙腸関節に対する徒手検査(疼痛誘発テスト)

 

仙腸関節に対する徒手検査としては以下などが教本に記載されていることが多い。

  • Patric test
  • Newton test
  • Gaenslen test

 

Patric test

パトリックテスト

関連記事⇒『パトリックテストを解説(股関節変形?仙腸関節?)

 

 

Newton test

ニュートンテスト

 

 

Ganslen test

ゲンスレンテスト

ちなみに、ゲンスレンテストが一番有名で、他のテストと組み合わせることで評価としても優秀だと指摘されている。

また、治療へも応用できるという特徴がある。

関連記事⇒『ゲンスレンテストを解説(仙腸関節機能障害の評価)

 

 

関連記事

 

⇒『仙腸関節障害を治療!(モビライゼーション情報あり)

 

⇒『仙腸関節テスト(検査)の精度を上げる方法