この記事では、ワードプレスで自由に設定可能な『パーマリンク』に関して解説していきます。
ワードプレスでブログを運用するにあたって、最初に設定しておいたほうが良いので、ぜひ観覧してみてください。
パーマリンクとは
パーマリンクとは、サイトの各ページ・記事ごとに割り当てられたURLのことです。
例えば、
このブログのドメインは『https://physioapproach.com/』であり、
この記事のURLは『https://physioapproach.com/wp-permalink.html』です。
でもって、この記事のパーマリンクは上記URLの『wp-permalink.html』の部分を指します。
重複しますが、このパーマリンクは各記事固有のアドレスであり、ワードプレスではパーマリンクを自分で設定することが出来ます。
※FC2ブログなどの無料ブログではパーマリンクを自身で設定できず、記事を投稿する際にパーマリンクは勝手に生成されます
※例えば、FC2では『blog-entry-123.html』の数字の部分が、記事を投稿した順に勝手に生成されます。
※例えば、はてなブログでは『entry/2017/04/20/145316』といったように記事を投稿した年月日や投稿番号が勝手に生成されます。
どうやってパーマリンクを変えるの?
ワードプレスは無料ブログと異なり、パーマリンクを自由に変えることが出来るのですが、具体的には以下のようにダッシュボード(管理画面)の左列から「設定」にカーソルを当てる(あるいはクリックする)ことによって浮き出てくる(あるいは左列に表示される)「パーマリンク設定」を選択します。
するとパーマリンク設定として上記の様に、6つの設定方法から好みのものを選ぶことが出来ます。
・基本
・日付と投稿名
・月と投稿名
・数字ベース
・投稿名
・カスタム構造
デフォルト(何もイジらずワードプレスを開始した場合)は、「基本(IDのみで構成されたパーマリンク)」となります。
でもって、オススメは、一番下の『カスタム構造』であり、右側の入力窓に
/%postname%
を入力(コピペ)して保存すればカスタム構造のパーマリンクが完成します。
この状態で、新しい記事を作成する際にタイトルを入力すると、
以下の様にパーマリンクも
「ワードプレスのパーマリンクどうする?初期設定.html」
といったように投稿名が表示されます。
※もっと短いタイトルだと、タイトル全てがパーマリンクになります。
お気づきの方もいると思いますが、私はカスタム構造で「/%postname%.html」という風に「html」を付けています。
これはFC2からから引き継いだ記事にhtmlがついていたため、それらの記事と(新たに作る記事との間で)統一感を持たせるために設定しているに過ぎません。
なので、ワードプレスからブログを始める人は、htmlは必要ありません。
「パーマリンクはシンプルなほうが良い」という考えを支持するならば、htmlを付けると、URLがむしろ冗長になります。
・・・・・話をパーマリンクの設定に戻して、表示されているパーマリンクの左側にある「編集ボタン」を押すと編集可能です。
以下では、「wp-permalink」と入力しました。
これなら、「ワードプレスのパーマリンクについて書かれた記事だ」という事が、URLだけでピンときますよね。
入力して「OKボタン」をクリックすると、以下の様にパーマリンクが修正されました。
この状態で記事を作成し、投稿すると
というURLの記事の出来上がりです。
何で初期段階から設定しておいたほうが良いの?
パーマリンクの変更はいつでも出来ます。
例えば、この記事のパーマリンク『wp-permalink.html』を、今日から「aaaaaa.html」にしようと思えば、すぐに変更可能です。
ただし、この記事を投稿した際に検索エンジンは「wp-permalink.htmlの記事」をインデックスしているため、
途中で「aaaaaa.html」にパーマリンクを変更したら、今まで蓄積されていた検索エンジンからの評価がリセットされていましまいます(検索順位が下がってしまいます)。
※もちろん、記事へのSNSシェアといった被リンクも切れてしまうため、そこからのアクセスも無くなります。
※なので、(よっぽどなカス記事でない限り)一度設定したパーマリンクは変更しないのが一般的です。
また、記事ごとに統一感を持たせるといった意味でも、パーマリンクは最初から好みのスタイルに設定しておくことが望ましいと思います。
パーマリンクはSEOにも影響するかもよ?
前述したように、統一感を持たせるためにパーマリンクは最初から設定しておいたほうが良いと思いますが、
パーマリンクがSEOにも影響するという意見もあったりします。
この点に関しては以下のサイトで解説されているので興味がある方は観覧してみて下さい。
⇒『外部リング:ワードプレスのSEO面で最適なパーマリンク設定方法』
投稿名パーマリンクが目を引きやすいとの意見も
投稿名をパーマリンクにしたほうが検索エンジンに表示された際に、目を引きやすいとの意見もあったりします。
先ほどの解説で、「パーマリンク設定をカスタマイズ構造にした上で、新規投稿でタイトルを入力したら、そのタイトルがパーマリンクとして表示される」と記載しました。
でもってパーマリンクを編集せず、「投稿名」のパーマリンクのままにしておくのも一つの考え方という事です。
※最初から投稿名をパーマリンクにしようと思っているなら、「カスタム構造」にせず「投稿名」に設定してもOK。
そうすると、検索エンジンでも「日本語パーマリンク」で表示されるので、グーグルやヤフーで検索した人の目を引きやすいかもしれません。
※目を引きやすいので、アクセスアップにつながるといった意見もあります。
ただし日本語パーマリンクの場合、以下の様にHTMLで表記すると凄く長くなっているのが分かります。
https://physioapproach.com/permalink%E%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%A8%E5%8F%82%E8%80%83%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%1%
※お気に入りに登録した際などに、日本語パーマリンクのHTMLが長いことに気づいたりします。
でもって、日本語パーマリンクは上記の様にクローラーにとっても分かりづらい構造なため、上手くサイトの情報を認識できず、結果としてSEOに悪い影響をもたらす可能性も言われています。
関連記事⇒『グーグル サーチコンソールのヘルプ(シンプルなURL構造を維持する)』
まぁ、これらは小手先SEOであり重要なのはコンテンツの中身なため、結局のところ好みの問題になるかもしれません。
SEOに関して重要な点は、以下の記事で徹底解説しているので興味がある方はチェックしてみてください。
ブログのアクセスアップにSEOを学ぼう!
パーマリンクをカスタム構造にするデメリット
パーマリンクをカスタム構造にしておくと、アクセス解析する際に便利だったりもします。
例えば英数字の羅列だけだと何の記事か分かりませんが、「wp-permalink」だとピンと来たりします。
しかし一方で、パーマリンクをカスタム構造にするデメリットもあったりします。
それは、「毎回、記事のパーマリンクを考えるのが面倒臭い」ということです。
例えば、この記事の様に「ワードプレスのパーマリンクに関する記事」であれば、あまり悩むことなく「wp-permalink」などが思い浮かびますが、
似たようなテーマな記事をたくさん作る場合、考えるのが非常に面倒くさいことになります(例えば、疼痛に関連した記事など)。
勝手にパーマリンクが(番号の羅列などで)自動生成するよう設定していれば、いちいちパーマリンクのことまで考えず、記事の作成にだけ集中できますよね。
私のブログはパーマリンクがごちゃ混ぜになっています
まとめです。
もしワードプレスでブログを構築しようと思っているなら、パーマリンクをどの様に設定するか最初から考えて設定したほうが、統一感が出て良いと思います。
オススメは「カスタム構造」で以下のようなメリットがあります。
・記事に関連のあるパーマリンクを作ることで、検索エンジンで表示された際に観覧者が記事内容がイメージしやすい。
・アクセス解析の際に、自身がどんな内容の記事かイメージしやすい。
・シンプルなパーマリンクにすることでSEO対策になる可能性がある。
ちなみに私は、FC2ブログから引っ越しするにあたって、FC2ブログで生成されたパーマリンクを(ドメイン効果がリセットされるのを防ぐために)そのまま引き継ぐ必要がありました。
なので「カスタム構造」を選択して、引っ越した記事は全てFC2ブログ時代のパーマリンク『blog-entry-○○のスタイル(FC2スタイル))』を使っています。
なので、私のブログには「blog-entry-○○のスタイル(FC2スタイル)」で表記されているものと、「記事の内容を連想させるスタイル」で表記されているものと、ごちゃ混ぜになっています(涙)。
※FC2スタイルの記事は、古い記事だと思ってください(涙)
これからワードプレスを始める人は、パーマリンク設定にも気を配ってみてはいかがでしょうか??