今まで『筋骨格系理学療法の世界』というホームページをFC2のドメイン(fc2.com)で運用してきました。
※要は、FC2というマンションの一室に間借りして、ホームページを運用していました。
それを今回、このブログのドメイン(https://physioapproach.com)に引っ越しして運用することに決めました。
※要は、ブログ運営のために購入した自分の土地(独自ドメイン)へホームページも引越ししました。
これによって、URLが以下の通り変更となりました。
http://manualtherapy.web.fc2.com
↓
https://physioapproach.com/hp
今回は、そんなURLの変更も含めて勉強したことを記事にしていきます。
サブディレクトリvs サブドメイン! ベストな引っ越しはどっち?
独自ドメインにホームページ(や他のブログなど)を紐付けする場合には、以下の2つのいずれかを利用します。
- ディレクトリで引っ越す
- サブドメインで引っ越す
※もし、あなたが「別ブログを作って、そのブログも現在使用しているドメインと紐付けしよう」と思った場合も、上記の「ディレクトリ」or「サブドメイン」のいずれかの方法を用いると思います。
でもって、私の様に「ディレクトリを選択した場合」は、以下の様なURLになります。
https://physioapproach.com/hp
※要は最後に「hp」っていうのがくっつきます。
※ちなみに、hpでなくとも好きな英数字で構いません。単に「ホームページだからhpにしよう」との安直な思いで決めただけです。
それが「サブドメイン」を選択した場合は、恐らく以下の様なURLになります。
http://hp.physioapproach.com
要は、『hp』が先に来るか、後に来るかの違いだけです。
※ちなみに無料ブログを利用している人は、会社によって以下の様に「ディレクトリ」なのか「サブドメイン」なのか異なっています。
- アメブロを利用している人
⇒ディレクトリ(例:http://ameblo.jp/○○○)
- FC2ブログを利用している人
⇒サブドメイン(例:http://○○○.blog.fc2.com/)
独自ドメインに対する『サブドメイン』と『ディレクトリ』の位置づけについて
独自ドメインに対する『サブドメイン』と『ディレクトリ』の位置づけについては、以下になります。
- ディレクトリ
独自ドメインで運用しているコンテンツ(このドメインでいう所の「ブログ:リハビリの素材集」)の下層ページとしての位置づけ
- サブドメイン
独自ドメインに付随したドメイン
ディレクトリとサブドメインの使い分け
結論を先に行ってしまうと、どっちを選んでも構いません。
※例えば、SEOとしてどちらが優位という訳ではありません。
⇒『外部リンク:サブドメイン vs. サブディレクトリ」に対するグーグルの見解』
※以前は議論があり、であるからこそアメブロ(ディレクトリ)よりFC2(サブドメイン)のほうがSEO的にどうのこうのなどと言われていたこともあるようですが、検索エンジンの進化によって、そんなことは関係なくなっているようです。
ただし、ディレクトリとサブドメインには前述した違いがあるため、以下の様なイメージで使い分けするサイト運営者もいたりします。
- ディレクトリ:
各々のサイト(メインサイト・サブサイト)のテーマが共通している場合に選択。
例えば、『リハビリに必要な知識』というテーマが共通していて、疾患ブログ・痛みブログ・治療手技ブログといったように補足的に新たにサイトを作りたい時などは、ディレクトリにしても良いかもしれません。
- サブドメイン:
各々のサイトのテーマが異なる場合に選択。
例えば、メインサイトのテーマが『リハビリに必要な知識』である場合、グルメブログ・株式投資ブログなどは、サブドメインにしても良いかもしれません。
ただし前述したように、サブドメイン・ディレクトリによってSEOなどに違いが出るといった事は無いようです。
つまりは、運営者の好みの問題という事になります。
余談:一貫性のない記事を入れるのは良い?悪い?
前述したように、ディレクトリ・サブドメインのいずれにしようがSEO的には違いは無いと一般的に言われています。
ただしブログ運営をする上で、以下の点が議論になることがあります。
ごちゃ混ぜ型ブログは、専門性が薄まるのでSEO的に良くない
そして上記の考えを採用するのであれば、
「一貫性のないテーマを扱う際は、ディレクトリ・サブドメインいずれの方法も採用せず、まったく別のドメインで運用したほうが良い」という事になります。
しかし一方で、(ディレクトリ・サブドメインの話とは少し離れますが)自サイトに一貫性のない記事が多少混じっていることは、逆に観覧者を引き付けるメリットにもなるのではないかと考えたりもしています(つまりは、アクセスアップにも関連してくるということ)。
例えばリハビリに特化したサイトを運営しているのであれば、そのついでにグルメや趣味についての記事を多少入れ込むことは、良い面があるのではという事です。
この点に関しては、皆さんの中にも共感してくれる人が多いのではと思うのですが、いかがでしょうか?
の点に関しては、『ごちゃまぜサイトvs特化型サイト』でも詳しく考察しているので、興味がある方は観覧してみてください。
サブドメインやディレクトリを活用したい人へ
皆さんが私の様に引越しするのは稀だと思いますが、
現在運営しているサイトに、ディレクトリ、あるいはサブドメインを付け足してみたいと思っている人は、多少存在するかもしれません(本当に少数だとは思いますが)。
なので念のため、それらの方法について解説してあるリンクを貼り付けたりして終わりにしようと思います。
ちなみに、私は『エックスサーバー 』というレンタルサーバーを利用しています。
でもって、私と同じようにエックスサーバーを利用していている人は、以下の記事が分かり易くサブドメイン、ディレクトリを解説してくれていると思います。
⇒『外部リンク:一つのドメインで複数サイトの作成方法|サブドメインとサブディレクトリの違いとxserver設定』
ちなみに、サブドメインに関しては、レンタルサーバーの会社によって、「利用できない」であったり「利用できる数に制限がある」ということもあったしします。
※レンタルサーバー会社については『ワードプレスに引っ越しました(テンプレート・レンタルサーバー・ドメインを紹介)』でまとめているので参考にしてみて下さい。
でもって、エックスサーバー以外にも『無料で問い合わせできるサービス』を持っている会社であれば、
「サブドメイン作りたいんですけど」
って質問すれば、手取り足取り解説してくれるのではと思います(多分)。
※相談サービスに関しても、会社やプランによって異なるので、確認してみてください。
で、何で引越ししたの?
どうでも良い長話に付き合っていただきありがとうございました。
最後に、「何で引っ越したのか」について記載いて終わりにします(ってか、これだけ書けよ)。
観覧者の中には、
「何でFC2から、わざわざ独自ドメインへ引越ししたの?」
「そのままで良かったんじゃない?」
と不思議に思う人もいると思います。
なぜ引っ越したかというと、実は独自ドメインに引っ越すことには以下のメリットがあるからです。
- 引っ越し先(独自ドメインhttps://physioapproach.com)のドメインパワーが増える。
ドメインのパワーが高まるほどに、SEO対策になる(検索エンジンに評価されるようになる)ようです。
でもって、ドメインパワーを高めるためには、「質の良い記事を作ること」や「記事数を増やすこと」が大切だったりします。
つまり、(質が良いかどうかは別にして)『(HP)筋骨格系理学療法の世界の記事』を引越しすることで、(ドメイン内の記事数が増えるので)独自ドメインである『https://physioapproach.com』のパワーが高まる可能性があります。
- 引っ越したコンテンツ自体(筋骨格系理学療法の世界の記事)へのSEO効果もある。
引っ越し先のパワーが高まるということは、その中に引っ越したコンテンツ自体のパワーも高まることを意味します。
- アクセス解析が楽
最近、グーグルサーチコンソールやグーグルアドセンスを設置して自分のブログを解析しています(テーマによっては、簡単に設置できたりします。)
でもって、当然ドメインが違うと各々の解析をしなければいけないんですが、同じドメインならまとめて解析できます(ただ、個人的にはまとめて分析されてしまうからこそ分かりにくいと思う事があるのですが、知識不足だからでしょうか??)
以上がメリットになりますが、ここから先は『②引越ししたコンテンツ自体へのSEO効果もある』という点について深堀していきます。
アメブロやFC2ブログのほうが検索エンジンで上位検索されやすい??
少し話が脱線しますが、以下の話を聞いたことはありませんか?
ブログを始めた初期段階においては、独自ドメインより、無料ブログ(FC2ブログやアメブロ)のほうが検索エンジンに上位表示してもらいやすい
前述したように、無料ブログ会社を利用する場合は、サイトのURLは以下の様になります。
- アメブロを利用している人
⇒ディレクトリ(例:http://ameblo.jp/○○○)
- FC2ブログを利用している人
⇒サブドメイン(例:http://○○○.blog.fc2.com/)
でもって、会社のドメイン(ameblo.jpやblog.fc2.com)は多くのサイトを束ねているため「ドメイン内の記事の量がドメイン力に反映する」という考えを支持するのであれば、無料ブログ会社のドメイン力はハンパナイという事になります。
そうなってくると、素人が始めた『ドメイン力が無に等しいサイトの記事』よりも上位検索されやすいのは当たり前といった理屈になります。
しかし、話はここで終わりではありません。
素人であってもコツコツと記事を積み上げていくと少しずつですがドメイン力がアップしてきます。
そして、ある時期からは『無料ブログ』よりも『独自ドメインによるブログ』のほうが上位検索されやすくなってきます。
皆さんは疑問に思いませんか?
例えば独自ドメインで記事を頑張って100記事作ったとしても、無料ブログ会社のドメイン内の記事数は桁違いでしょう。
単純に『量によってドメイン力が決まる』のであれば、いつまでたっても無料ブログで書かれた記事には適わないという事になります。
ですが、話はそう単純ではないのです。
そして、(この複雑な仕組みを全て解き明かすのは不可能ですが)「ドメイン力」や「記事のパワー」には以下の要素も関わってくるとされています。
- ドメインのテーマが一貫しているか
- 質の高いであるか(あるいは、質の高い記事がどの程度あるか)
- に関して:
確かに無料ブログ会社のドメインには、個人のドメインとは桁違いな数の記事が束ねられているものの、ユーザーがブログのテーマに選ぶ内容は様々で「日記」であったり「グルメ」であったり千差万別です。
つまりは一貫性が全くありません。
例えばグーグルは(ある程度)一貫性のあるドメインを好む傾向にあると言っている人もいるので、その考えを当てはめるなら、「独自ドメインで特化型ブログを作るほうがSEO対策になる」ということになります。
- に関して:
これは①より重要な点ですが、質の高い記事が多いドメインほどパワーが高まると言われいます。一方で、質の低い記事が多いドメインほどパワーが弱まるといったことも言われています。
例えば1~2行だけ呟いて終わりな記事を量産しているブログなんかがあると、ブログ会社のドメインパワーも弱まるかもしれません。つまり、「自分のブログで質の高い記事を量産した」としても、それを帳消しにしてしまうくらい「他者が大量の価値のない記事を量産してしまっている」場合は、ドメインパワーが弱まる可能性があるという事になります。
あるいは極端な例として、「アダルト情報、違法な情報など取り締まりの対象となるような記事」が書かれたサイトがドメイン内にあったりした場合、ペナルティーとしてかなりドメインパワーが弱まったりすることも有り得ます(ペナルティーに引っ張られて、自分のサイトも検索エンジンに嫌われることもあり得ます)。
上記の①・②の理由から、独自ドメインのほうが(ドメイン内の記事の総数では劣っていたとしても)、ある程度コツコツと続けていれば無料ブログよりも上位検索されやすくなるのではという結論に至りました。
関連記事⇒『無料ブログと独自ドメインで、どちらが上位検索されるか検証してみた』
ここまでの解説で、「なぜ、FC2から独自ドメイン内へ引越ししたか」もご理解いただけたのではと思います。
検索エンジンはドメインの「信頼度」を評価すると言われています。
信頼度の高いドメインの中にあるサイトは「このサイトはほかのサイトより信頼できるに違いない」というアドバンテージを得る形になり、他のサイトに比べて上位表示しやすい傾向にあります。
この信頼度は、同じドメインの中にあるサイトが外部からどれだけリンクを受けているかで評価され、ドメイン内のサイト同士を内部リンクで結ぶことによって高まっていきます。
そのため、可能な限り同じドメインの中でサイトを運営していくことがと良いでしょう。
※残念なことに、このサイトは自分で作成しており、お世辞もSEOに強いサイトとは言えないので、ワードプレスの記事に比べてパワーは少ないと思われます。
※この点に関しては『ブログとホームページ、運用するならどっち?』でも解説しているので興味がある方は観覧してみてください(じゃあ、ホームページの内容をワードプレスで作り直せよと言われそうですが、それは面倒くさいです)。
ちなみに、『筋骨格系理学療法の世界』はリダイレクトをかけているので、以前のURL(http://manualtherapy.web.fc2.com)で検索しても(サイト内の個別ページのURLも含めて)、引越し先にちゃんとアクセスできます。
なので、ウォッチリストなどに登録した方もご心配なく(SEO効果も引き継がれるリダイレクトにしています)。
ディレクトリとサブドメインのSEO効果に関する見解には、若干の違いがある
ここまで、独自ドメインへの引っ越しに関して「ディレクトリとサブドメインのどちらの選択が良いのか?」について解説してきました。
でもって、この記事の結論は以下になります。
アクセスアップ(SEO)を考えた場合、どっちでも同じだよ
ですが、『ディレクトリやサブドメインを活用したい人へ』で紹介した外部リンク『一つのドメインで複数サイトの作成方法』にも記載されているように、SEO的にはサブディレクトリのほうが良いと考えている人達も多くいます。
※記事の最初のほうで、上記とは反対意見である『サブドメイン vs. サブディレクトリ」に対するグーグルの見解』を紹介しましたが、それ以外にも多くの記事がネットにあるので『サブドメイン サブディレクトリ』で検索してみてください。
でもって、「SEO的にどちらを選べば良いか白黒つけたい!!」という人がいるなら、サブディレクトリをオススメします(ある程度一貫性があるコンテンツなら猶更)。
っというのも、ネット上には様々な意見がありますが大半は以下のいずれかです。
- サブディレクトリのほうがSEOに有利
- サブディレクトリもサブドメインもSEO的に優劣はない
つまり『サブディレクトリよりもサブドメインのほうがSEOに有利』という結論を出してる記事は見かけないのです。
余談ではありますが、全くテーマの違うサイトを運用する場合は、同じドメインで合体させるより、別のドメインで運用したほうが良いという考えもあると思うので念のため記載しておきます・・・
同じドメインの中で複数のサイトを運用する際、サブドメインを作るか(サブドメイン型)、ディレクトリを作るか(ディレクトリ型)で悩むケースがあります。
同じテーマやジャンルであれば、1つのドメイン内でディレクトリを切って運用したほうが、ドメイン全体の専門性は高められるでしょう。
また、アクセス解析などの観点からも、同じドメインナインでサイトを運営しておいたほうが便利です。
ただ、同じドメインの中で、別のテーマやジャンルを扱う際は、サブドメインを検討いてください。
関連記事
この記事で紹介した関連記事を改めて紹介しておきます。
どの様な方針でブログ運営をしていくかを考えるにあたって、「ごちゃ混ぜサイトと「特化型サイトのどちらにするか?」といった考えがあり、この点について解説してみました。
⇒『無料ブログと独自ドメインで、どちらが上位検索されるか検証してみた』
無料ブログをそのまま運用する方法と、独自ドメインだけでも取得して運用する方法、どちらが良いのか検証してみました。
ワードプレスのバックアップ方法について、複数の提案をしています。自身のレベルに合ったバックアップ方法帆を試してみてください。
この記事でも解説してきたように、私はブログとサイトを運営しているのですが、その観点から、上記の点について考察してみました。オマケとして関連記事に掲載しておきます。