この記事では、顆状関節(楕円関節)について記載していく。
顆状関節
顆状関節は(condyloid joint)は楕円関節(ellipsoid joint)と同義である。
骨頭(凸側)が楕円状で、関節窩(凹側)がこれに対応したくぼみを有している。
そうなると肩関節(球関節)・股関節(臼状関節)と同じに感じるかもしれない。
しかし、肩・股のように丸い形をしておらず、楕円形であるのも特徴の一つ。
この「楕円形」は、ラグビーボールやピーナッツで例えるとイメージしやすい。
「骨頭の長・短軸では回旋できるが、回転ができない」という点で、自由度が肩・股より少ない2となっている。
顆状関節(楕円関節)の具体例
身体における顆状関節(楕円関節)は以下が挙げられる。
- 環椎後頭関節
- 橈骨手根関節
- 顎関節
- 距骨下関節
膝関節は「顆状関節だが、らせん関節」ってどういう事?
実は膝関節も、顆状関節に含まれると記載されている文献もある(例えば「国試の達人」は両方に該当するとの記載が)。
この点に関しては以下の記事で解説しているので、合わせて観覧すると理解が深まると思う。
⇒『膝関節はらせん関節?顆状関節? 「蝶番関節との違い」も解説』
また、以下の記事では全ての関節形状について解説しているので合わせて観覧すると理解が深まると思う。