この記事では「後頭下三角(Occipital triangle)」に関して位置・意義も含めて解説していく。

 

目次

閉じる

後頭下三角の構成筋

 

後頭下筋は項部の最深層にある筋群で、後頭骨から第2頸椎にわたってみられる4対の小筋(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下斜頭筋)からなり、頭の後屈と回転作用に関与する。

そんな後頭下筋の中で、以下は「後頭下三角」を形成する。

  • 大後頭直筋
  • 上頭斜筋
  • 下頭筋

 

後頭下三角の意義

 

後頭後三角の意義は以下の通り。

第1頸神経(後頭下神経)が通る。
 

※後頭下神経は「大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下斜頭筋を支配する運動神経」である

 

※下斜神経は大後頭神経からも支配を受けている⇒『後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋)を解説

 

 

関連記事

 

以下は、体表に存在する「他の三角」についても解説しているので合わせて観覧してみてほしい。

 

⇒『後頸三角(外側頚三角)を解説するよ

 

⇒『聴診三角と腰三角の位置・役割【背部の触診】

 

⇒『スカルパ三角(大腿三角)とは? 「構成・通るモノ・触診方法」も解説する

 

⇒『【肘関節】ヒューター三角(+ヒューター線)をイラストで紹介