この記事では、リハビリテーションに関連するおすすめ記事を紹介しています。
リハビリテーションの基礎的書籍
ICF(国際生活機能分類)の理解と活用
ICFに関する知識は、理学療法士・作業療法士が「広い視野を持ってクライアントと接するため」に必須と言えます。
そんなICFを一般書籍として分かり易く、尚且つ奥深く解説してくれているのが以下の書籍になります。
値段は格安なため、読んでない方はぜひ一度手に取ってみることをお勧めします。
ICFを介護に関連して解説した書籍になりますが、医療と介護は切っても切り離せないた関係なため、理学療法士・作業療法士でも参考になる内容となっています。
余裕がある方は補足として手にとってみて下さい。
このブログでもICFに関しては詳細に解説しています。
リハビリ職種向けな内容ではありますが、ぜひ一度(関連記事も含めて)観覧してみてください。
⇒『ICFとは!?書き方・活用法を、図や例も使って分かりやすく解説』
リハビリカルテに関する書籍
理学療法士・作業療法士さんのリハビリカルテに関する書籍としてSOAPに関する記述のあるものを紹介します。
まずは『リハカルテ活用ハンドブック』です。
SOAP法を含めたカルテ記載に関する総論や、疾患別のカルテ記載例が分かり易く紹介されています。
また、各疾患に対する知識も深めることが出来るため、まさにリハビリ職種のためのカルテ書籍と言えます。
また、『理学療法・作業療法のSOAPノートマニュアル』なる書籍もあります。
『リハカルテ活用ハンドブック』が発売されるまでは、数少ない「リハビリ職種向けSOAP関連本」として紹介していましたが、訳本であることも関係してか非常に硬い表現である点や、古い書籍である点がデメリットと言えます。
が、念のため紹介しておきます。
以下の『SOAP法パーフェクト・トレーニング』は『理学療法・作業療法のSOAPノートマニュアル』とはうって変わって、非常に噛み砕いた表現でSOAP法を紹介しています。
例えば、S・O・A・Pを日常場面に置き換えて解説してみたりと、分かり易さでは突出しています。
ただし、「リハビリ職種向け」ではなく「医療従事者向け(著者は薬剤師さんです)」である点、噛み砕かれすぎているため物足りなさを感じる可能性がある点には注意して下しさい。
SOAPはタイトル通り、問題志向型のカルテの書き方です。
この書籍はリハビリスタッフというよりは医療従事者向けに書かれていますが、非常に参考になる書籍です。
SOAP法でのカルテの書き方に関して、学校では表面的にしか教えてもらいません。
なので大体の理学療法士・作業療法士は、自分が就職した職場の先輩たちのカルテを参考にしながらSOAP法を学んでいくのではないでしょうか?
ただ、病院によっては解釈が変えられていることもあり、中身が全然問題志向型になっていない場合もあります。
私のバイト先のデイケアも、非常勤ばかりで担当制ではないため誰が読んでも良くわかる様なカルテの書き方ではありますが、SOAP法からはかけ離れた記述であったのは残念です。
私の職場はというと、前任者はP(プログラム)しかカルテに書かない人だったので参考になりませんでした。
初めはこの書き方を忠実に守るのは苦痛かもしれませんが、これを続けていくことで自然と『根拠をもった治療の組み立て』であったり『クリニカルリーズニング』が出来るようになると思います。
要は『書くことで思考が鍛えられていく』ということです。
そして、この思考を身に付けることが出来れば、どんな職域でPTをするにしても強い武器になると思います。
上記に記した書籍も参考にしながら作成したSOAP法記事としては以下があるので、こちらも参考にしてみて下さい(当ブログの人気記事の一つになります)。
⇒『SOAP方式によるリハビリカルテ(診療記録)の書き方を深堀り解説』
ペインリハビリテーション
リハビリテーションを実施する上で必須である『痛み』に関する基礎から応用までの知識を学ぶことが出来ます。
ただし、直接的にリハビリへ応用できる内容が占める割合は少ないのでご注意を!
専門書籍なので、平易な表現を好む方には向いていないかもしれませんが、熟読すると「痛み」に関する奥深さが理解できると思います。この書籍は『痛みと鎮痛の基礎知識[上]』と『痛みと鎮痛の基礎知識[下]』を合体させてリニューアルされた書籍です。
痛みに関する専門書籍として合わせて観覧をお勧めするのは以下の書籍になります。
また、痛み・鎮痛を平易な表現で分かり易く表現してくれている書籍としては以下などがあり、値段も手ごろです。
当ブログにおいて、よく観覧されているブログ記事は以下なので、興味がある方は観覧してみて下さい。
⇒『痛み評価テスト(VASなどの疼痛スケール)の種類・特徴+臨床活用法』
⇒『痛みには、誘発させても構わない種類もあるって知ってた?』
⇒『痛み行動とは』
また、関連サイトで多く観覧されている記事、痛み関連のまとめ記事は以下になります。
- よく観覧されているページ
- 「痛み」と「認知行動療法」のまとめページ
運動療法学 障害別アプローチの理論と実際
個人的には、スタンダードな知識に関しては、市橋 則明PTの著書を参考にすることが多く、代表的な書籍を以下に紹介しておきます。
リハビリテーションの効果を最大限に引き出すコツ
人間は機械ではないため、いかに本人の意欲を引き出すかが重要であり、この点も含めて論理的かつ分かり易く解説してくれている書籍が以下になります。
このテーマに関する記事として、当ブログでは以下の記事がよく観覧されています。
⇒『ABC理論(ABC思考法)ー認知行動療法に通ずる思考法』
⇒『中脳辺縁系(腹側被蓋野から派生するドーパミン回路)と鎮痛作用』
観察による歩行分析
歩行による動作分析に関しては、『観察による歩行分析』がシンプルかつ奥深い解説がなされいるため、古い書籍にもかかわらず多くのセラピストに支持されています。
一番のポイントはイラストが分かり易いので視覚的に頭に入ってきやすい点でしょうか。
正常歩行の解説が丁寧になされており、その次に各異常歩行の解説がなされているため、対比もし易いと思います。
補足として、その他の歩行分析でオススメな書籍を2冊紹介しておきます。
当ブログにおいて観覧数が多い歩行系の記事としては以下が挙げられます。
⇒『歩行リハビリで「セントラルパターンジェネレーター」を賦活せよ!』
⇒『「跛行(はこう)」とは! 歩行障害の全種類・原因を網羅する』
⇒『歩行に必要な「ロッカーファンクション」を分かり易く解説!』
リハビリテーションの介護関連書籍
完全図解 新しい介護 全面改定版
平易な表現で、絵も分かりやすく、他のスタッフとも知識が共有できて便利です。
介護分野に携わるうえで、一度は読んでおきたいスタンダードな教本の一つと言えます
完全図解 新しい認知症ケア 医療編
平易な表現で、絵も分かりやすく、他のスタッフとも知識が共有できて便利です。
介護分野に携わるうえで、一度は読んでおきたいスタンダードな教本の一つと言えます。
当ブログにおける認知症関連の記事としては以下などがあります。
⇒『ご家族も必見! 『認知症』を語る上で欠かせない基礎知識を総まとめ』
⇒『HDS-R | 「カットオフ値」や「脳卒中患者への活用時の注意点」』
⇒『認知症ケア(Person centered care:人物中心ケア)のポイント』
通所サービス 間違いだらけの生活機能訓練改善授業
理学療法士によって書かれた本です。
『認知症介護「その関わり方、間違いです!」―介護現場の理学療法士直伝 』という書籍も出版されています。
訪問リハビリ関連
介護保険サービスで理学療法・作業療法士が携わることが最も多い『訪問リハビリ』と『通所リハビリ』に関して制度的な側面も含めて詳細な解説がなされている書籍が以下になります。
訪問リハビリに関して、もっと臨床的に役立つ内容が記載されている書籍としては以下があります。
まずは『図解 訪問理学療法技術ガイド』です。図解シリーズ(「図解 理学療法技術ガイド」や「図解 運動療法ガイド」や「図解理学療法検査・測定ガイド」など)の訪問リハビリバージョンです。
他の図解シリーズと同様に高価ですが、926ページとボリュームがあり、訪問リハビリに携わるなら持っておいて損はない一冊と言えます。
あるいは以下のルールブックもおススメです。
以下は「ケースで学ぶシリーズ」の『生活機能障害別』であり、同シリーズのほか書籍に比べて活動・参加にフォーカスした事例を多く取り扱っています。
でもって個人的には、このシリーズの中で一番参考ンにしています。
その他、以下なども参考になると思います。
※当ブログのリスク管理関連の記事としては以下があります。
⇒『リハビリのリスク管理に「安全管理・中止基準のガイドライン」を知っておこう!』
⇒『バイタルサイン(vital signs)の基準値をザックリ理解!』
訪問リハビリ・通所リハビリ関連としては以下などの記事を作成しているので興味があれば参照してみてください。
⇒『訪問リハビリとは?制度的側面を解説するよ(訪問看護との違いも含む)』
⇒『短時間通所リハビリ(介護保険)と「外来リハビリ(医療保険)の違い』
オススメ書籍まとめ一覧
以下の記事では、リハビリテーション(理学療法・作業療法)に関連のあるオススメ書籍をまとめているので、ぜひ合わせて観覧してみてください。