カテゴリー:徒手理学療法の記事一覧

リハビリ(理学療法・作業療法)の素材集

理学療法・作業療法士・リハビリテーションに関する様々な素材を情報発信していきます

カテゴリー:徒手理学療法
  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    この記事ではPNFの特殊テクニックのうち、「動筋テクニック」にフォーカスを当てて解説していく。※PNF特殊テクニックは様々な分類方法があるが、ここでは「動筋テクニック」「拮抗筋テクニック」という分類のもとでの解説となる(拮抗テクニックに関しては、最後にリンクしている別記事を参照頂きたい)。スポンサーリンクPNFの動筋テクニックについて動筋テクニックは以下の4つに分類されるリズミックイニシエーション(RhythmicInitiation)等張性運動の組み合わせ(CombinationofIsotonics)リプリケーション(Replication)反復伸張(RepeatedStretch)⇒開始...

  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    この記事ではPNFの特殊テクニックのうち、「拮抗筋テクニック」にフォーカスを当てて解説していく。※PNF特殊テクニックは様々な分類方法があるが、ここでは「拮抗筋テクニック」「動筋テクニック」という分類のもとでの解説となる(動筋テクニックに関しては、最後にリンクしている別記事を参照頂きたい)。※拮抗筋テクニックは「拮抗筋による逆運動(reversalofantagonisists)」と呼ばれることもある。スポンサーリンクPNFの拮抗筋テクニックについて拮抗筋テクニックは「最初に主導筋を収縮させ、休息やリラックスを行わせないで、拮抗筋の収縮を行わせるテクニックの総称」を指し、以下の3つに分類される...

  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    以前の記事で、肩甲帯・骨盤帯のPNFパターン組み合わせ運動として「マスフレクション・マスエクステンション」について記載した。関連記事⇒『マスフレクション・マスエクステンション』そして今回は、これら以外の肩甲帯・骨盤帯PNFパターンの組み合わせ運動を記載していく。スポンサーリンク『肩甲帯・骨盤帯のPNFパターン組み合わせ運動』の種類具体的なPNF組み合わせパターンは以下の通り。肩甲骨後方下制と骨盤前方挙上肩甲骨前方挙上と骨盤後方下制肩甲骨の前方下制と骨盤後方挙上肩甲骨後方挙上と骨盤前方下制これらを習得するには、まず「肩甲骨のPNFパターン」「骨盤帯のPNFパターン」が習得できていることが前提条件...

  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    この記事では、肩甲帯・骨盤帯のPNFパターンを組み合わせた「マスフレクション」と「マスエクステンション」について記載していく。マスフレクションとマスエクステンションとは以下の様なPNFパターンの組み合わせを「マスフレクション」「マスエクステンション」と呼ぶ。マスフレクション肩甲骨前方下制+骨盤前方挙上→体幹の屈曲・同側への側屈(縮む)を引き出す(回旋は最小限に・声かけは「押して」「縮まって」などマスエクステンション肩甲骨後方挙上+骨盤後方下制→体幹の伸展・反対側への側屈(エロンゲーション)を引き出す(回旋は最小限に)。声かけは「押して」「伸びて」などスポンサーリンクマスフレクションとマスエクス...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    この記事では神経ダイナミックテストの一つであり、一般的な整形外科的テストとしても認知度の高く、神経系モビライゼーションにも応用される「下肢伸展挙上テスト(SLRテスト:straighlegraisetest)」を記載していく。※ただし、ここに記載しているSLRテストは「一般的な整形外科的テストとしてのSLRテスト」というよりは、徒手療法の一つである「神経系モビライゼーション寄りな表現」で記載している点は注意して頂きたい。※少し馴染みの無い表現や考え方が含まれているかもしれない。スポンサーリンクSLRテストと椎間板ヘルニア(坐骨神経痛)「一般的な整形外科的テスト」としてのSLRテストは、「坐骨神...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    この記事では、ラセーグ徴候(ラセーグテスト陽性)とブラガードテスト)について、SLRテストとも絡めながら解説していく。ラセーグテストとSLRテストラセーグテスト(Laseguetest)に関しては、プラクティカル医学略語辞典における「SLR]の項目に記述があるため、それを参考に記載する。その記述によると、SLRとは「下肢伸展挙上:straightlegraising」の略であり、以下の意味を持つとされている。・SLRexercise(下肢伸展挙上運動)・SLRtest(下肢伸展挙上テスト)そして、(プラクティカル医学略語辞典によると)ラセーグテストは後者の「SLRテスト」と同義とされている。ス...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    この記事では、『ケルニッヒ徴候(KernigSign)』について記載している。ケルニッヒ徴候とはケルニッヒ徴候とは、髄膜刺激症状の一つである。髄膜炎・クモ膜下出血など髄膜刺激をきたす疾患がある場合に、ブルジンスキー徴候(Brudzinskitest)とともに重要な徴候である。※ブルジンスキー徴候は、このサイトではPNFとして別記事に記載している。関連記事⇒『他動的頸屈曲(PNF:passiveneckflexion)を解説!』スポンサーリンクケルニッヒ徴候のテストケルニッヒ徴候のテストは以下の通り。①背臥位で股関節+膝関節を90°に屈曲にした状態で、療法士は下肢を保持する。②療法士はイラストの...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    マニピュレーションは明確な思考と批判的思考に依存するものである。そして、このことについては、特に詳細な方法で指導を受ける必要がある。このような思考法を容易に習得できるのは、卒後の医療従事者よりも在学中の学生の方である。というのも、医療従事者の場合は別の思考法が既に身についており、習慣を改めることが困難だからである。系統的かつ批判的な思考を行ってレンガを積み重ねる作業は非常に重要である。初心者は、経験者と比べて、成果は少なく、かかる時間が長いことを認識しなければならない。また、初心者は、近道を試そうとしたり、安易な方法をとろうとしたりしないように注意しなければならない。患者から入手した断片的な臨...

  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    この記事では、リハビリ(理学療法・作業療法)で活用される「肩甲骨・骨盤に対するPNFパターン」を記載していく。ただし、ここに記載されている内容は、PNFパターンの基本を押さえつつも、自身が活用し易いようにアレンジしている部分もある。また、表現方法に関しても重要なポイントは強調したり、あまり重要でないポイントは割愛したりと、アンバランスな表現方法になっている点は了承願いたい。念のため、イメージしやすいように動画も掲載しているが、文章と合致していない細かなカ所がある点は注意して頂きたい(ザックリとイメージを持ってもらうと言う意味で動画は活用して頂きたい)。きちんとしたPNFパターンを学びたい方は、...

  • 徒手理学療法 - 関節モビライゼーション - 評価 - ROMテスト

    この記事では、関節副運動テストや関節モビライゼーション時に活用される「静止肢位」「現在の静止肢位」「治療肢位」について記載していく。この記事を観覧してもらえば、関節可動域運動における自動運動と他動運動の違いも整理できるのではと思う。スポンサーリンク静止肢位とは静止肢位とは、要するに「LPP(最大緩み肢位)」のことである。じゃあ「LPPと表現すれば良いではないか?」と思われるかもしれないが、その意見に関して特に反論はない。特定の学派が、この用語を用いていて、他の用語とも整合性が取れるので「静止肢位」と表現しているに過ぎない。静止肢位(=LPP・最大緩み肢位)は以下を参照。※文献によって若干の違い...

  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    この記事では、リハビリ(理学療法・作業療法)で活用される「四肢(上・下肢)に対するPNFパターン」の動画を集めてみた。また、補足として各PNFパターンにおけるポイントも記載している。※掲載している動画はPNFパターンをザックリと理解するために動画は活用して頂きたい(動画の内容が、記事の内容と必ずしも一致していない点は注意して頂きたい)。※PNFパターンを学んだことがある人は、参考にはならないと思うので閉じて頂いて構わない。PNFパターンを学ンだことが無くて、興味が出た方は、後述する書籍、あるいは研修会で正規な方法を学んでみてほしい。※地域によっては、平日の夜を使って数時間無料(あるいは低額な受...

  • 徒手理学療法 - ストレッチング

    この記事では、ハムストリングスなどの「膝関節屈筋群の短縮」によって生じた「膝関節の中等度伸展制限」に対するストレッチング時の注意点を記載していく。膝屈曲拘縮に対するストレッチングに注意点とは?寝たきり高齢者の重度な膝屈曲拘縮(重度な伸展制限と表現すべきか?)では、膝関節屈筋群の短縮も加味されている場合がほとんどであり、(屈曲拘縮を改善しようと思った場合)まずはハムストリングスなどの伸張性改善のほうが、膝関節自体の問題より優先順位が高い。そして、これらの筋群を伸張させるための選択肢としてストレッチングを採用するのであれば、関節包内運動にも留意しておく必要がある。関節包内運動に関しては以下を参照:...

  • 徒手理学療法 - 関節モビライゼーション

    この記事では、徒手的操作時に大切となる体の使い方・重心移動などを『歩行肢位』という用語を使って解説していく。歩行肢位とは関節モビライゼーションなどの徒手療法やPNFなどの運動療法を実施するにあたって、いかにボディーメカニクスを応用して体重移動で操作できるかは大切なポイントとなる。そして、その様な操作をするにあたって活用されやすい療法士の姿勢に「歩行肢位」というものがある。歩行肢位とは、左の画像の様に「前後へ足を開いた状態での立位姿勢」を指す。歩行肢位でいることで、前方への体重移動を関節を可動させる力に変換したり、後方へ体重移動することで関節をけん引する力に変換できたりする。また、歩行姿位では前...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    この記事では、リハビリ(理学療法・作業療法)で用いられるマッサージのうち、横断マッサージと機能的マッサージにフォーカスを当てて記載していく。 横断マッサージ横断マッサージ(deeptransversefrictionmassage)は、軟部組織(筋・腱・靭帯など)の病変組織に対して、線維走行を横断する摩擦刺激を加えるテクニックである。こういうと「単なるマッサージ」と比べて少し難しいイメージを持つかもしれない。しかし例えば、私たちの臨床で遭遇しやすい筋スパズムを伴う疼痛は「軟部組織の機能的変化」と表現することも出来るので、「筋スパズムを起こしている筋線維を横断する方向へ摩擦刺激を加えること」、つ...

  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    以前、『筋の収縮様式(求心性・遠心性・静止性・等尺性・等張力性収縮)』という記事を作成した。そして、この記事に引き続き、これらの収縮様式を利用したPNFの「収縮後弛緩テクニック」を記載していく。PNFにおける筋の等尺性収縮後弛緩テクニックを分類PNFにおける等尺性収縮後弛緩を活用した手法は「ホールドリラックス」が有名だが、以下の様に他の手法も存在する。※テクニックと言うより「運動療法の一つの考え方」と表現したほうが良いかもしれない。ホールドリラックスアゴニストリラックス主動作筋の運動単位の動員のための静止性収縮相反抑制(を考慮した手法)※この考えは、各学派によって異なるため、「PNFのテクニッ...

  • 徒手理学療法 - PNF(固有受容性神経筋促通法)

    この記事では、PNF(固有受容性神経筋促通法)のホールドリラックスとコントラクトリラックスについて解説していく。コントラクトリラックスコントラクトリラックスとはコントラクトリラックス(ContractRelax)とは、(筋原性な)関節可動域制限が起こっている際に用いられる手法であり、回旋を強調した等張性収縮でリラクゼーションと促通を獲得し、関節可動域拡大を図るために用いられる手法である。コントラクトリラックスの目的コントラクトリラックスは、筋短縮と軟部組織の硬結が関節可動域制限である場合、リラクゼーションの獲得と関節可動域増大を目的とする。コントラクトリラックスの手順治療部位を可能な可動域の最...

  • 徒手理学療法 - マリガンコンセプト

    この記事では、「反応重視型学派」であるマリガンコンセプトを、「総合学派」の概念である関節不安定性とも絡めながら考察していく。マリガンコンセプトと関節不安定性関節不安定性(Instability)の状態をオモチャの電車で例えると、車輪の幅が広すぎて上手くレールに適合されておらず一側へ車体が傾いたまま走行している状態をイメージすると分かりやすいのではないだろうか?その様な電車は、手で押して傾きを修正した状態を保持してあげると安定して調子よく進みますが、手を放してしまうと再び傾いて不安定となる。この例を、今度は筋骨格系のコンセプトに置き換えるとするならマリガンコンセプトが非常に分かりやすいと思う。マ...

  • 徒手理学療法 - マッケンジー法(体操)

    最近、『国際マッケンジー法協会日本支部』とは別に、『国際マッケンジー法教会』のホームページが開設されているのを発見しました。そして、そのサイト内には『マッケンジー法®に対する誤解』なるページが設けられており、マッケンジー法に関する誤解についても解説されています。『外部リンク:マッケンジー法®に対する誤解』この内容は、私が作成した『筋骨格系理学療法の世界』の『HP:マッケンジー法についての誤解』で記載した内容とも概ね一致していました。自分が考えている他のコンセプトとの整合性を取るために何度も岩貞先生に確認した内容ではありましたが、正しい内容が掲載できているか一抹の不安はあったため、とりあえずホッ...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    この記事では、ドイツ徒手医学における『マニュアルメディスン』という用語を解説している。 また、記事最後に記載されている『マニュアルセラピー』も合わせて観覧してもらえば、徒手理学療法に関する理解が更に深まると思う。

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    この記事では、仙腸関節テスト(検査)の精度を上げる方法として、複数の仙腸関節テスト(疼痛誘発テスト)の組み合わせを紹介していく。 仙腸関節に対する様々な検査法仙腸関節の可動域は小さく、画像検査によってその障害を認めることは困難であるため、医療機関では仙腸関節の機能障害は軽視されることがある。そして、画像検査の代わりに、様々な検査方法(評価方法)が存在する。例えば、医師であれば仙腸関節のブロック注射を『診断的治療』として用いる場合がある。また、厳密な検証と言う意味では、「生理食塩水と鎮痛剤の両方を仙腸関節へ注射してみる」というダブルブラインドテストがなされる場合がある(一般的ではないが)。そして...

  • 徒手理学療法 - マリガンコンセプト

    マリガンコンセプトには様々なテクニックが存在するが、それらの中には臨床において即自的効果が得られやすいものも多く含まれる。他方で、即自的効果はあるものの持続性に欠けることもあり、その様な際はマリガンコンセプトに沿ったテーピングであったり、セルフエクササイズであったりをしていくことになる。今回は、そんな即自的効果のあるマリガンテクニックについて記載していく。スポンサーリンクマリガンテクニックにおける即自的効果のメリットマリガンコンテクニックで容易に好反応を示してしまう際は、関節不安定性が示唆される可能性が高い印象を受ける。※特に、頸椎におけるマリガンコンセプト個人的には、マリガンテクニックにおい...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    この記事では、『機能不全(機能異常・機能障害)』という用語について解説していく。理学療法士は機能不全(機能異常・機能障害)に着目すべき!理学療法士が病理的変化を起こせるのであれば、それにこしたことはないが、実際には難しいケースが多い。「マニュアルセラピーの対象は、基本的にDisfunction(機能不全:機能異常・機能障害)である」と海外では明記されている。従って、私たちが着目すべきは「変形した膝関節」「椎間板のヘルニア」といった病理ではなく、Disfunction(機能不全・機能異常・機能障害)という事になる。※「機能障害」・「機能不全」は、ICFにおける「impairment」の訳として表...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)の方法(やり方)が掲載された動画が数多くユーチューブにアップされています。そんな中、10ステップ・プロトコルに関する方法(やり方)で、アプレジャー自身が解説している動画があったため紹介しておきます。ただし、書籍や動画をみただけで実践が可能となる類な技術ではないため、正式な頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)を学んだ方の復習であったり、頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)がどんなものか知りたい方に観覧して頂ければと思います。※見よう見まねで実践すると、患者に不調を起こしかねません。動画自体も古いものらしく、細かい点などでアプレジャーインステチ...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    ラットの末梢神経障害は人の神経障害と同様の疼痛感覚障害を生じる。麻酔下でラットの坐骨神経に4本の腸糸を緩く縛る手術を施行後、坐骨神経の支配領域である後肢に痛覚過敏、アロディニア、自発痛(もしくは知覚鈍麻)が生じた。※腸糸は神経に直接触れる程度で、神経を圧迫もしくは結紮するものではない。この腸糸は時間経過に伴い、水分を吸収することで徐々に神経を絞め付けると考えられている。刺激に対する痛覚過敏は、手術2日後から2か月続いた。アロディニアは非侵害刺激に対する反応や、後肢を挙上した警戒的な姿勢から観察された。自発痛は自発的な侵害防御反応の頻度や欲求行動の低下から示唆された。また、このモデルラットの1/...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    末梢神経感作は筋骨格系疾患を有しているクライアントの50%は持っているとの報告がある。ただ、50%の人が「末梢神経感作が優位な原因」なのではなく、「その要素も持っている」というだけである(この点は中枢神経感作も同じである)。そして、「末梢神経感作が優位な原因」と考えられており、尚且つ末梢神経感作へのアプローチが優先順位の1位にくる人は全体の15~20%程度であるとの報告がある(個人的には15~20%はえらく高いなという印象を受ける・・)。このデータは急性の患者は排除しており、慢性疼痛(発症して半年以降)の人のことを言っている。急性痛を有した人に末梢神経感作(TRPV1受容体の変化・プロスタグラ...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    ※今回の『徒手療法とクリニカルリーズニング(臨床推論/批判的思考)』はシリーズとして掲載している。※初めて観覧する方は、『理学療法士・作業療法士が知っておくべきプラシーボ効果・ノーシーボ効果』から観覧することをお勧めする。※表現がまどろっこしくなるのを防ぐため、敢えて断定調な表現を用いている場面もある点を了承願いたい。※気功やエネルギーといった表現が出てくるが、これは身体の神秘的側面に対して様々な解釈が存在していることの比喩に過ぎない点に注意してほしい。スポンサーリンク徒手療法とクリニカルリーズニング(臨床推論):はじめにプラシーボ効果・ノーシーボ効果はどのような介入をする際にも起こり得る。例...

  • 徒手理学療法 - その他の徒手療法関連

    ※今回の『徒手療法のエビデンス(科学的根拠)』はシリーズとして掲載している。※初めて観覧する方は、『理学療法士・作業療法士が知っておくべきプラシーボ効果・ノーシーボ効果』から観覧することをお勧めする。スポンサーリンク徒手療法のエビデンス(科学的根拠):はじめにプラシーボ効果・ノーシーボ効果は、臨床においてどの様なアプローチをする際にも作用する。極論を言うと、「あなたのことが大嫌いで、触れられることすら嫌悪感を抱いている人」へアプローチをする際は、何をやっても上手くいかないこともあり得るだろう。これは、感覚が情動と深く結び付いていることにも起因する。関連記事⇒『感覚刺激は情動も伴った上で認知され...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    ~伸張が神経内血流に及ぼす影響~神経が伸張されると、神経内にも変化を及ぼし、その影響は以下のように言われている。・神経を支配する神経内血管はコイル状を呈し、神経が伸張されるときにはコイルがほぐれるのみで血管は伸張されない。したがって、通常の運動では神経への血流が維持される。(Sunderland1978,1991,Lundborg1988)・8%の伸張で神経からの静脈流が減少し始め、15%の伸張で神経内外の血流が遮断される。(Lundborgら1973;Ogataら1986)・伸張により(末梢神経のみならず)脊髄の血流も低下する(Fujitaら1988)。・神経は酸素不足に対して敏感であり、酸...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    ~神経系モビライゼーションから、神経系への包括的アプローチへ~末梢神経に対する考え方は、単に「神経を滑らせる・滑走を出す」という点のみに依存した発想は15年前くらいから終息していっており、最近は神経を動的にどうコントロールしていくのか、神経への物理的な負荷を減らすにはどうすれば良いのか、といった考えが主流になっている。昔は、スライダーやテンショナーといった神経を滑走や伸長しなければいけないという考え方があったが、今はその限りではない。例えば手根管症候群には、挟まっている神経を最初は滑らせておいて、あとはストレッチした方が良いという考えもあったが、今はその限りではない。椎間板ヘルニアで神経が圧迫...

  • 徒手理学療法 - 神経系モビライゼーション+α

    私たちが日常で痺れ(と痛み)に遭遇する動作として、正座があげられる。この痺れ(と痛み)は、誰でも体験したことがある可能性が高く、末梢神経の機械的刺激による影響をイメージしやすいため記載しておく。~正座における痺れと痛みの機序~正座における、痺れと痛みの機序は以下の通りである。①正座で神経線維が圧迫を受けると神経に栄養を送っている血管も同時に圧迫されるため、一次的に神経細胞に血液を送ることができなくなる。↓②血液を送ることができなくなると、神経細胞のエネルギー源であるATPの合成が妨げられ、細胞内外の物質濃度を調整することができなくなり、電流の発生が抑制され、感覚が消失する。↓③その後、正座を解...